助けたい

頭の中で考えていたらたまにそう呟いてしまう。一体何を助けたいんだろう、と思ってたけど多分私は私をずっと助けたかった。

自分のできる範囲でしかないけど何をしてもつきまとう陰があって、それから私はいつも私を守れなかった。振り切れなくていつも捕まる、どんなに時間をかけてもいつも足を掴まれる。振りほどこうともがいてももがいても、どんどんぬかるみの中。終わりのない時間にいつも私が白旗をあげる。参ってしまう、そしてまた一から。私は一体何のために生まれたんだろうと思う。私は私を知りたくて、知れば知るほど底がないことも知る。知るほど絶望する。自分が本当にちっぽけで、人の助けがないと生きられないこと。自由になりたいのに、縛られることに安堵してる。矛盾した自分の中にまだ理由が見つけられないでいる。答えが欲しくてずっと生きたのに、答えなんてないのが答えで、ただ生かされている自分がいるだけだった。

答えを多分まだ探してる。どこにも転がってなく、そうやって時間ばかり過ぎる。みんなは何を思って生きてるんだろう。